目標を達成させる『コーチング』とは?【コーチング・マネジメント】

コーチング・マネジメント―人と組織のハイパフォーマンスをつくる

日本人初のコーチングのマスター認定を受けた伊藤守氏のおすすめ著書

 

詳細

タイトル:コーチング・マネジメント―人と組織のハイパフォーマンスをつくる
著者名:伊藤 守
発売日:2002/7/24
ページ数:325p
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
価格:定価 2,160円、Kindle 1,728円



著者 伊藤 守

著者は、
日本人として初めて国際コーチ連盟(ICF)よりマスター認定を受けた日本のコーチング界における草分け的存在として有名で、『コーチング』 を日本に紹介し、最初のコーチ養成プログラムを開始しています。

また、エグゼクティブ(企業などの上級管理職)向けのコーチング企業であるコーチ・エィの設立、この他数社の経営に携わりつつ、講演活動やコミュニケーションやコーチングに関する著作を50冊以上執筆しています。


著者作のアマゾンでの評価が一番高かった本はこちらです。


参考サイト
伊藤守プロフィール | itch.com
伊藤守 著者略歴 Amazon.com
『株式会社コーチ・エィ』公式ホームページ

 

簡単メモ

(概要や詳細はAmazonページより参照ください➡︎コーチング・マネジメント―人と組織のハイパフォーマンスをつくる

イデアから行動に移すためのコミュニケーション

イデアを具体化し、行動に結びつけていくには、アイデアを生み出すとき以上のコミュニケーション量が必要です。

例えば、「社員を大切にするには?」というテーマだったら、「例えば?」「誰が?」などと質問し(=コミュニケーション)、具体化していくことが行動に移すための近道となります。

=これがコーチング』です。

つまり、ビジネスやパーソナルな目標達成の分野において、頭でわかっていることと行動との間に横たわる深い溝この溝を双方向のコミュニケーションによって埋めていく試みコーチングという。

タイガーウッズとブッチー・ハーモンドのコーチング例

コーチはタイガーに色々教えない。それよりも練習場でボールを打っている時に、こう聞く。

「どんなボールを打ちたい?」
それにタイガーが答え、そして実際に打つ。
「どうだった?」
「イメージどうりだった。」
「そう」

たったこれだけだが、コーチが質問することで改めて"考える"という行為が生まれる。

コーチングのイメージ

2人が同じ方向を向いて椅子に座る。2人の前には大きなキャンバスがあって、それにクライアントがビジョンを描く。コーチは、クライアントがよりリアルにビジョンが描けるように、コーチング・カンバセーションを作り出す。

コーチング・カンバセーション:クライアントがより自由に発想し、アイデアをより具体的にするためのコミュニケーションを作り出すプロセス。

 

目標を具体化させるには?

"トップセールスマンになりたい"という目標の人

トップセールスマンは、どんな歩き方をすると思う?」
「お昼ご飯は何を食べると思う?」
「どんな雑誌を読むと思う?どんなスーツを着る?」
「日曜日には何をする?」

このような日常のストーリーに関する質問群を考えてみるだけで、今まで数字を上げるためのスキルやテクニックに目がいっていたのを、より身近に感じることができる。

また、他の登場人物、季節、時間、色、形、音、ハプニングなどを加えることでより現実味を帯びる(映像化)。

言葉の認識のズレはなぜ起こる?

人には人生観、考え方、行動パターン、才能、能力、ものの受け取り方、情報処理の仕方などそれぞれ違う。

同じ話をしていても、

ビジュアル系:言葉を聞き、それを処理する過程で、心にビジョン、画像を思い浮かべ、おそらくは過去のビジョンと比較しながら物事を判断する。
ロジカル系:言葉を数式のように並べながら判断する。
皮膚感覚系:それこそ自分の体の感じが良いか悪いかで判断する。


つまり、ロジカル系の人に「いい感じ?」「今どんなビジョンを思い描いている?」と聞いても厳しい。

 

最後に

コーチングを学ぶことは、困っている他者に道を作ってあげることはもちろん、「セルフコーチング」というように自分自身にも使えるようになります。

何もゴールを決めずに日々漠然と行動することを否定するわけではないですが、大きなゴールを持って、それに向かって今何をすべきかを逆算して考え、少しずつゴールに進んでいく人生も、生きてる意味を実感することができ、より活き活きと人生を送ることが出来るかと思います。

ぜひ少しでも気になった方は、ご覧になって見てはいかがでしょうか。